
未経験の人は、広告運用実績をアピールできないので、志望動機がとても大事になってきます。
なんとなーく会社概要や理念を暗記して、前職の実績を適当に盛り込んでも選考は突破できません。未経験の人が盛り込むべき要素というのは、確実に存在します。
実際に未経験から広告運用職の内定を勝ち取った経験者の立場から意見を述べつつ、僕なら「こういう人なら採用したい」という人物像も紹介します
こんにちは、広告運用を軸にマーケターのキャリアを作るマサユキです(fa-twitter@masa_blogra)
東京のWEBコンサル会社で、7年くらい広告運用をやっています。
7年前、僕は全く経験がなかったWEB広告の運用職へ転職しました。
また、未経験が志望動機を作る時は何に気をつければいいのだろう?
こう思ってる人も多いと思います。
結論、未経験でも内定を取ることは十分可能です。
でも、未経験者は広告の経験をアピールできないので不利な戦いになるのもまた事実です。
だから、未経験者は志望動機が重要なんですね。
当時の僕も、なんとなく作った志望動機を持っていった会社は、やっぱり通過率悪かったです。
でも、しっかりと丁寧に作った会社は通過率も高かったです。
未経験者の志望動機には、採用側の懸念点を払拭させる要素がないと意味がないです。
ということで、本記事では下記を紹介します。
- 未経験が志望動機に入れるべき3項目
- 当時の僕の志望動機
- 経験者となった今、一緒に仕事したいと思う人物像
今回は、広告運用を専門にする代理店への転職を想定しています。
それでは、よろしくおねがいします!
広告運用未経験者が内定GETするための志望動機の作り方
内容に入る前に、現実的な話をします。
企業がお金をかけてまで未経験者を採用する理由って、特に無いです。
転職って基本は経験者採用なので、まぁ当たり前です。
どの職種でも、広告運用でも基本は同じだと思います。
ただ、広告運用は未経験者にもかなりオープンな仕事です。
僕もド素人からの採用でしたし、未経験から始めた知り合いも結構多いです。
未経験者が採用される理由は、広告運用者が転職市場に出てこない、社内が人手不足とかそこら辺かなと思います。
なので、採用の可能性は十分あるものの、転職市場全体で見たら不利な立場ということを認識しておきましょう。
未経験で応募するってことは、経験者と求人を奪い合うってことです。
しっかりと時間を確保し、念入りに準備してから転職活動にはげみましょう!
前置きが長くなりましたが、未経験の人が志望動機で伝えるべきポイントは下記の3つです。
- 広告運用に興味を持った理由
- 今の会社ではできない理由(転職理由)
- 今から勉強していること
それぞれ順番に解説していきます。
広告運用に興味を持った理由
その後の文脈や、面接でも必ず深堀りされる所です。
必ずここを軸にして書類作成や面接対策を行いましょう。
興味を持った理由は何でもいいのですが、今の仕事の不都合を解消しつつキャリアに結びつく内容が理想です。
例えば、こんな感じです。
見込み客の引き上げは自信が有るが、リードの数を集めるにはオフラインは効率が悪いと感じている。
調べるうちにWEB広告は世界中の見込み客にアプローチでき、リード獲得に有効だと知り興味がわいた。
興味を持った理由に正解不正解はないものの、テレワークできる・福利厚生がいいみたいなキャリアに結びつけにくい内容は避けましょう。
採用側も本音と建前が混ざってるのは承知のはずですが、やっぱり印象は良くないはず。
そういう内容で展開したいなら、最終的にキャリアや顧客のためになる、みたいな締めにするといいと思います。
今の会社ではできない理由(転職理由)
面接でも、転職を考えたキッカケとして質問されることが多いですね。
基本は、今の会社では十分に広告運用の経験を積めない旨を書けばOKです。
fa-check今の会社に広告運用のポジションが無い時
自社にそもそもポジションが無いので、そのまま伝えれば十分です。
もし面接で自分から提案してみたか?みたいに聞かれたら、うまく返答しましょう。
fa-check今の会社に広告運用のポジションが有る時
WEB広告全体の経験を積みたいため、多くの業界や広告媒体を経験できる代理店への転職を決意。
代理店ならではの特徴をいくつかピックアップし、書きやすそうな内容を選べばOKです。
多くの業界を経験できる、広告運用に専念できる、色々な機能を使いこなせる、など。
今から勉強していること
ここが最重要です。
既に勉強を始めていること、取った資格などをアピールしましょう。
未経験者のヤル気とポテンシャルを、客観的な材料でアピールできます。
これができれば、説得力のあるヤル気と教育コストが低い人材だとアピールできます。
ヤル気は言わずもがなです。
口だけの人より、目に見える成果を出した人の方が信頼性が高いですよね。
何でもいいので、WEB広告の勉強を始めましょう。
勉強することで、教育が少なくて済む人材のアピールにもなります。
広告運用者は忙しいので、あまり教育に時間はかけてられません。
入社してきた人がある程度独学してきたら、教育の手間も減りますよね。
とはいえ、活躍する保証はないし、教育にかけた時間がムダになる可能性も・・
採用側は、こんな不安を持っているはずです。
その不安を払拭できる重要な要素が、今の知識レベルと実行に移しているか否かです。
僕は書籍とかで勉強しただけですたが、もっとしっかりやっておけば良かったなと思ってます。
実際、面接でも勉強不足と指摘されました。
fa-check選考までに勉強したほうがいいこと
3つ紹介します。
下記の1つでも選考前に用意できれば、100%他の選考者を出し抜けます。
- 架空の案件で戦略を立てる
- 管理画面の操作を覚える
- Google広告試験に合格する
日々の業務の大半は、前半2つのどちらかに分類されます。
つまり、それさえ補えれば採用の可能性はグッと上がるはずです。
細かい所までやらなくていいので、後述するリンク先の内容に合わせればOKです。
また、これは難易度高いのですがGoogle広告の試験に合格すれば最高です。
この試験はGoogle広告の操作や思考法などを試されるのですが、合格すれば優位に立てます。
試験はいくつか種類がありますが、検索とディスプレイの2つだけ合格できれば十分です。
ちなみにこの試験、自分がどの問題でミスしたのか分からない謎仕様です。
なので、それぞれの問題で必ずスクショやメモをして復習用に保存しておきましょう。
ベースの知識がないと難しいのですが、何回受けても無料なので落ちまくって受かるまでやりましょう。
過去の僕の志望動機
参考までに、過去の僕の志望動機を晒します。
データが残ってないので細かい所は覚えてないですが、下記の3つはマストで入れてました。
- 広告運用に興味を持った理由
- 今の会社じゃ経験できない
- 実際に勉強していること
これを企業ごとの理念や強みに合わせて、調整していました。
- 前職で営業をしている中で、WEBのサービスが使いにくいという要望を受けた。
具体的には、サイトを探しても出てこない、サイトが使いにくいという2点。
この話を聞いた時、最初の集客とサイトの改善を行えば、顧客の満足度が高くなると考えた。 - しかし、自分は営業のため実務に関わることが難しかった。
調べていくうちに、WEBマーケティングの存在を知った。
これこそ、自分が知りたかった内容だと確信した。そして、世の中にサービスを知らせるメインの方法がWEB広告と知った。 - 前職で聞いた「サイトを探しても出てこない」は、WEB広告で解決できると考えたため、まず最初に広告運用に挑戦したい。
もう一つの「サイトが使いにくい」は、広告に慣れたらサイトの改善もできるようになりたい。 - 上記の理由から、WEBマーケティングを専門に行っている企業で経験を積みたい。
すでに書籍や公式サイトなで勉強を進めているが、一日でも早く実務に取り掛かりたい。
僕が一緒に仕事をしたいと思う未経験者
経験者の立場から見て、一緒に仕事をしたいと思える人物像を紹介します。
- 本質を考えられる人
- 知識オタクじゃない人
- ググって自己解決できる人
- コストとリターンを考えられる人
共通しているのは、大量の情報の中から取捨選択ができる人です。
ウェブ広告は覚えることが多く、時間がかかる作業も多いです。
本質を早く捉えないと、リターンが少ない作業に時間と体力を奪われます。
なので、一定のラインで線引をする意識が大事です。
確かに、知識は多い方がいいです。
でも、未経験の人が知識ばかり追い求めても大してリターンはありません。
まずは、どんな案件にも共通する本質を見つけることが最優先です。
未経験の人も、そのうち案件を任されます。
その時は、知識はほどほどにし、しっかり案件に即した運用を心がけましょう。
細かい知識は、そこがクリアーできた後で十分です。
未経験者はヤル気を見せるしかない
- 求人は経験者との奪い合い
- 未経験者はヤル気を見せるしかない
- ヤル気を見せるには志望動機を作り込む
- 志望動機には、興味を持った理由・今の会社では実現できない理由・勉強していることの3つを入れる
転職市場において、未経験者の立場はどうしても不利になります。
でも、広告運用の仕事はわりとオープンだと感じます。
なので、少しでもこの仕事に興味があるなら、ぜひチャレンジしてください。
きっと、あなたの市場価値がグッと上がるはずです。
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