未経験の人が気になるのは、やっぱり未経験でも採用されるのかな?という点ですよね。
結論、未経験の人でも全然大丈夫です。
僕自身がそうでしたし、周りにも未経験から転職した人も何名もいます。
未経験でも転職できる理由や、少しでも内定の確率を上げるアドバイスをしていこうと思います。
こんにちは、広告運用を軸にマーケターのキャリアを作るマサユキです(fa-twitter@masa_blogra)
東京のWEBコンサル会社で、6年半くらい広告運用の仕事をしています。
7年くらい前、僕は広告運用という仕事の存在を知りました。
面白そうだから仕事にしてみたい!と思ったのですが、当時の僕は知識ゼロの完全未経験。
転職って、普通は経験者しか雇ってもらえないよね・・・
と、あまり期待せずに転職活動をはじめました。
でも、実際に転職活動を始めたらわりとスンナリ内定を貰いました。
応募した10求人のうち、4つは書類選考に通過しました。
そして、最初に内定が出た場所に入社しました。
広告運用は、未経験からでも転職しやすい仕事だったのです。
当時の僕みたいに、未経験だけど広告運用を仕事にしたい!って思ってる人の助けになればと思い、この記事を書きました。
求人の傾向、応募パターン、注意点、内定率が上がる方法、当時の僕の志望動機などを紹介します。
この記事で分からないことがあれば、Twitterでダイレクトメッセージくれればお答えします!
それでは、よろしくおねがいします!
広告運用への転職は未経験でも簡単です
まず結論です。
未経験からでも、広告運用への転職は十分可能です。
可能というより、わりとハードルは低めとすら思ってます。
ただ、そもそも未経験でも応募できる求人がどれくらいあるのか気になりますよね。
試しに、DODA、Green、Wantedlyで求人数を調べてみました。
マーケティング系職種、「広告運用 未経験」、地域は全国で検索しています(10月末)
※大まかな目安として考えてください。
- DODA : 26件
- Green : 107件
- Wantedly: 481件
全国単位で見たら、結構多いですね。
ベンチャー系メインのサイトは、未経験でもわりとウェルカムな印象です。
ただ、実際は地域や業界で絞り込みをかけると思うので、候補はもっと減るはずです。
転職は経験者を探すのが目的なので、どうしても未経験求人は少なくなります。
でも、これは「未経験可と明記されている求人のみ」の数です。
応募できる求人は、まだまだありますよ!
求人には3種類ある
さて、求人数の目安は分かったと思うのですが、求人には3種類あります。
- 実務経験者のみ
- 未経験可が明記
- 未経験不可の記載なし
fa-check実務経験者のみ
この求人は絶対に落ちます、諦めましょう。
業務内容としては、大規模案件、複数の広告媒体の横断管理、チームマネジメントなど。
求人にも、広告運用歴〇〇年以上と書いていることも多いです。
求人全体に占める割合は、6割程度の印象です。
fa-check未経験可が明記
マストで応募しなきゃいけない最重要求人ですね。
業務内容は、先輩社員のアシスタントがメインで、徐々に1人で案件を受け持ちます。
採用確率はもっとも高いですが、求人数は少なめです。
求人割合は、1割くらいです。
fa-check未経験不可の記載なし
未経験者が、併用して応募しなきゃいけない重要求人です。
業務内容は、1人で複数の案件の同時運用です。
実際に転職活動した肌感としては、3割くらいはこのジャンルの求人です。
未経験者が内定を得るためには、この求人への応募も重要になります。
優先的に経験者を探しているけど、完全に未経験者を除外してるわけじゃないふわっとした求人です。
僕が実際に採用されたのもこの求人です。
未経験でも採用される理由
そう思いますよね?
でも、案外そうでもないんですよ。
その理由は、3つあります。
- 広告運用はだいたい人手不足
- 2〜3ヶ月で1人前になれる
- 論理でゴリ押しできる
fa-check広告運用はだいたい人手不足
この仕事は、単純に人手不足なんです。
業界や仕事がまぁまぁ新しいですし、世の中の会社の数だけ潜在顧客がいるわけですから。
常に広告運用者は間に合っている、って会社は多くないはずです。
fa-check2〜3ヶ月で1人前になれる
広告運用は、2〜3ヶ月あれば1人で案件を回せるくらいになります。
絶対に知るべきポイントは限られてますし、後述する論理がしっかりしていればOK。
成長が早い人なら、半年後すれば数年の経験がある先輩を追い抜かせますよ。
fa-check論理でゴリ押しできる
これが1番大きいかな。
広告運用は、論理がしっかりしていれば大体何とかなります。
日々の運用も、クライアントへの説明もです。
広告運用は、思考することがとても大事です。
その思考を、広告のいろんな機能を使って体現していくわけです。
最低限の理解は必要ですが、いつでも検索すればわかる状態を維持できればOKです。
その最低限の知識、2〜3ヶ月あれば十分に覚えられます。
以上の理由から、経験者向けっぽい求人であっても未経験が採用される可能性ありです。
もちろん優先されるのは経験者ですが、見込みある人は面接にも呼ばれます。
僕もWEBマーケ業界に応募した10件くらいのうち、4件くらいは面接まで行きました(零細ではなく、十分な規模の会社です)
どうでしょう、なんか行けそうな気がしませんか?
応募には3パターンある
ではここから、実際に応募までのパターンを説明しますね。
応募には、主に3パターンあります。
採用サイトから直接応募
会社のコーポレートサイトから、直接応募する方法です。
- メリット : 自分の好きに応募できる
- デメリット : 会社の良し悪しの判断が難しい
僕はこのパターンで応募した企業に入社したのですが、オススメはしません。
業界の経験がないので、労働環境の判断基準がわからないからです。
労働環境というのは、残業時間・受け持つ案件数・組織体制などです。
僕は良い会社に巡り合いましたが、けっこう博打要素強かったなと思ってます。
知識がある今と昔では、採用サイトから分かる情報が全然違います。
基本的に、このパターンは重視しなくていいでしょう。
ただし、こういう時はやってみていいです。
- 転職サイトやエージェントに求人が無い時
- とにかく業界経験を積みたい時
- 待遇を下げてでも入社したい時
実は、僕はこの方法を取りました。
とにかく実務経験が欲しかったので、「待遇を下げていいから雇ってくれ!」って自分からお願いしたんです。
具体的には、正社員の求人に対して、アルバイトからのスタートを提案しました。
そこで期間を設けて成果を出せば、正社員として雇われることになりました(個人的な事情で数年アルバイトのままを選びました)
少しでも入社ハードルを下げるなら、こういう変化球でのアピールもアリです。
最初は給料が下がるのですが、入社してしまえばこっちのもんですよ!
転職サイト経由で自己応募
いちばん手軽なのが、これですね。
- メリット : 求人が多い。カジュアル面談ができる
- デメリット : 応募の段階で志望動機が必要なことも
カジュアル面談っていうのは、本選考の前に社員の人と話せる雑談タイムです。
どんな会社か覗いてみたい、選考では聞きづらいことがある、こんな時に有効ですね。
相手は、人事部・入社後の上司のどちらかが大半です。
このカジュアル面談にも書類選考はあるのですが、本選考よりグッとハードルが下がります。
デメリットは、書類選考のステップで志望動機が必要なことがあることです。
未経験は書類で落ちる可能性も高いので、この段階で企業ごとの志望動機を作るのは面倒すぎです。
転職サイトによってはマストで必要なところもあるので、大枠は固定しつつ、一部をアレンジするなり対策して臨みましょう。
転職エージェント経由で応募
確実性を求めるなら、エージェントがいちばんです。
- メリット : 企業の細かい情報を持っている
- デメリット : 書類通過したら面接を断れない
いちばんのメリットは、やはり情報量が豊富なことですね。
自分一人で探そうと思ったら、多分見つけられない情報をたくさん入手できます。
広告運用に限って言えば、こんな情報がありました。
- 残業時間
- 人材の定着率
- 社内の雰囲気
- 運用専業か、営業兼業か
- 1人の運用者が受け持つ案件数
会社の口コミサイトはいくつかありますが、会員登録が必要だったりで手軽に見れないんですよね。
こういう、なかなか表には出てこない情報があるだけで、転職活動は有利に進められます。
ライバルは広告運用の経験者になるので、少しでも情報は多いほうがいいです。
fa-check未経験の人はここに注意しよう
とは言っても、未経験の人はどの情報が大事かわからないですよね。
だから、絶対に知っておいてほしい情報を僕がピックアップします。
- 残業時間
- 運用者の人数
- 運用専業か、営業兼業か
- 1人の運用者が受け持つ案件数
これらは、労働環境に直結します。
ここを知っておかないと、「広告運用なんてやるんじゃなかった・・・」ってなりかねないです。
エージェントを使ったら、必ず聞いてくださいね!
おすすめエージェント
-
紹介求人がとても多い1番オススメのエージェント
マーケターの転職に強いエージェントなら「シンアド転職エージェント」
独占求人もある特化型エージェント
-
マスコミ、Web系への転職実績4万人以上の特化型エージェント
入社前にやっておくと内定率が上がるもの
少しでも、内定の確率があがる方法を紹介します。
- 架空の案件で広告の戦略を考える
- 管理画面の操作を覚える
- Google広告の試験に合格する
見て分かる通り、実務を想定した内容です。
未経験者は戦力になるまでのハンデがあるので、そこを潰せば内定確率は上がるはずです。
昔の僕が、実際に面接で聞かれた質問でもあります。
こんな未経験者が応募してきたら、100%評価してくれます。
ちなみに、僕は書籍でかるーく勉強しただけでした・・・
架空の案件で広告の戦略を考えてみる
実際に、広告の戦略を考えましょう。
下記3つを考えれば、十分です。
- 広告を見せるターゲットを考える
- そのターゲットが検索しそうなキーワードを考える(50〜100個くらい)
- そのキーワードにフィットする広告文を考える
考えた内容は、パワポにまとめましょう。
そして、実際に応募する時に一緒に提出するのがオススメです!
応募書類の段階で提出がムリなら、履歴書や職務経歴書に一言添えて面接の時に持参です。
管理画面の操作を覚える
広告のアカウントを取得して、管理画面の操作を覚えましょう(無料でできます)
下記の2点をおおまかに把握できれば大丈夫です。
- 管理画面でできること
- どこに何の機能があるか
前述した広告の戦略となるデータを、実際に入稿できれば最高です!
Google広告の試験に合格する
これが最強の内定率アップアイテムです。
有無を言わさず、ヤル気と行動力を示すことができます。
この試験は、Google広告の総合的なスキルを確認できるんですね。
実際に管理画面などを触らないと、解けない問題もたくさん出てきます。
経験者でもけっこう悩む問題も出てきます。
いくら勉強しました!と言っても、採用側は確認する術はありません。
そこが未経験者の懸念点でもあるのですが、この試験に合格すればある程度のことはわかっていると判断してもらえます。
受験は何度でも無料なので、落ちまくって合格を目指しましょう。
過去の僕の志望動機
参考までに、過去の僕の志望動機を晒します。
データが残ってないので細かい所は覚えてないですが、下記の3つはマストで入れてました。
- 広告運用に興味を持った理由
- 今の会社じゃ経験できない
- 実際に勉強していること
これを企業ごとの理念や事業に合わせて、調整していました。
- 前職で営業をしている中で、WEBのサービスが使いにくいという要望を受けた。
具体的には、サイトを探しても出てこない、サイトが使いにくいという2点。
この話を聞いた時、最初の集客とサイトの改善を行えば、顧客の満足度が高くなると考えた。 - しかし、自分は営業のため実務に関わることが難しかった。
調べていくうちに、WEBマーケティングの存在を知った。
これこそ、自分が知りたかった内容だと確信した。そして、世の中にサービスを知らせるメインの方法がWEB広告と知った。 - 前職で聞いた「サイトを探しても出てこない」は、WEB広告で解決できると考えたため、まず最初に広告運用に挑戦したい。
もう一つの「サイトが使いにくい」は、広告に慣れたらサイトの改善もできるようになりたい。 - 上記の理由から、WEBマーケティングを専門に行っている企業で経験を積みたい。
すでに書籍や公式サイトなで勉強を進めているが、一日でも早く実務に取り掛かりたい。
あの時の決断は間違ってなかった
最後に、本記事をまとめます。
- 未経験でも、広告運用への転職は十分可能
- 未経験不可、と書かれてない求人にはドンドン応募
- 見込み有りなら結構面接に呼ばれる
- 広告の戦略を考えてみる
- 管理画面の操作を覚える
- Google広告の試験に合格する
知識ゼロから広告運用を初めて、もう少しで7年が経とうとしています。
あの時は勇気が必要だったけど、未経験からでもチャレンジして本当に良かったです。
結果論ですが、こういうご時世でも影響受けることなく仕事にありつけています。
今後、広告もどんどん変化していくはずです。
新しいテクノロジーに適した広告が、必ず出てきます。
そうなると、また広告運用の需要は上がっていくはずです。
広告運用は、将来性もある、市場価値も高い、テレワークできる、副業しやすい素敵なお仕事です。
未経験からでも全然転職できますし、2〜3ヶ月くらいで一人前になれます。
なにか分からないことあったら、Twitterとかでメッセージくれればお答えします!
おすすめエージェント
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紹介求人がとても多い1番オススメのエージェント
マーケターの転職に強いエージェントなら「シンアド転職エージェント」
独占求人もある特化型エージェント
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マスコミ、Web系への転職実績4万人以上の特化型エージェント