マーケティングの仕事が辛い理由7選【理想と現実の差】

こんにちは、広告運用を軸にマーケターのキャリアを作るマサユキです(@masa_blogra

本記事ではマーケターの仕事が辛く感じてしまう理由を7つ紹介します。
これからマーケティングの仕事に就きたいと考えている人は、マーケティングにどのようなイメージを持っていますか?

 

  • 企業を成長に導く戦略家
  • 知的で華やかな最先端の仕事
  • なんかカッコいい

 

おそらくこんなところじゃないでしょうか?
僕は仕事に就く前は上記のようなイメージを持っていました。

しかし、現実のマーケティングは辛いことが多く、思い描いていたマーケター像とはかけ離れていました。
その理由は、業務領域の広さ、地味すぎる仕事、成果へのプレッシャー、理解されにくい仕事などから来る理想と現実の落差です。

僕は会社員としてマーケティング経験が9年くらいあるのですが、マーケティングの仕事の辛さについて正直にお伝えしていきます。
もうマーケの仕事をしている人はあるあるネタとして、これからマーケターになる人は現実を知って実務に備えておいてください。

 

My Profile
  • 広告運用歴は2014年~
  • 支援会社、事業会社の両方でマーケティング
  • マーケのキャリアは広告運用→BtoBマーケティング全担当
  • 副業で広告運用講師、コンサル会社で広告運用、海外の会社でマーケティング

 

それでは、よろしくお願いします!

 

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マーケティングの仕事が辛い理由7選

マーケティングの仕事が辛く感じてしまう理由は下記の通りです。

 

マーケティングが辛く感じる理由7選
  • 業務範囲が広すぎる
  • 業務の大半が地味すぎる
  • 対人業務がとても多い
  • 最前線に立つ機会も多い
  • 法律やツールに振り回される
  • 成果が出ないとただのコストセンター
  • 問合せを増やせば良いわけではない

      業務範囲が広すぎる

      僕は過去に営業経験もあるのですが、マーケターは特に業務範囲が広い印象です。

      広告運用、SEO、LPO、アクセス解析、メルマガ管理、データ管理、セミナー開催、イベント企画、営業同行、資料作成、グッズ作成、外部業社のディレクション、社内の仕組み作り、プロジェクトマネジメント、謎の社内業務などあらゆるものがマーケターの業務となります。
      それぞれの業務では個別のテクニカルスキルが求められるため、要求されるスキルの横の幅もとても広くなります。

      なぜここまで広範囲かと言うと、マーケターは組織全体のコーディネートをして企業が効率的に売上を生み出していく仕組みを作る必要があるためです。
      特に、組織体制が十分ではないベンチャー企業はこの傾向が顕著で、しっかりと業務量をコントロールしないと無尽蔵にタスクが沸いてきます。

      企業の成長に必要なことは何でもやるため、業務範囲は実質無いようなものです。

      業務の大半が地味すぎる

      マーケターは企業の戦略化と言われることもあります。
      確かに事実ではあるものの物は言いようで、業務の大半は裏方要素が強くとっても地味です。

       

      • 広告運用 → 地味な業務代表
      • サイト改善
      • データ分析
      • シミュレーション

       

      マーケティングは一発でホームランを打てることは滅多になく、ヒットどころか全打席バントくらいの感覚で改善を進めていかなければなりません。
      常に頭を使うので面白くはあるのですが、メディアなどからイメージできる華やかなマーケターからは対局的な存在です。

      対人業務がとても多い

      マーケターは人を相手にする業務がかなり多いです。
      一例を挙げると下記の通りです。

       

      • 社内での施策の相談
      • 予算確保と配分の決定の交渉
      • 外部の業者とのやりとり


      マーケターの対人業務の大半は、相談・交渉・ディレクションの3つにどれかに分類されます。
      そして、いずれも端的で説得力のあるビジネスコミュニケーションが求められます。

      当然自分の思い通りにならないことがほとんどなので、マーケターは人に起因するストレスは結構大きい方でしょう。
      話し上手である必要はないのですが、何事も穏便に一人で進めたい人にはかなり辛いでしょう。

      最前線に立つ機会も多い

      マーケターは裏方要素が強めの業務が多いですが、結構な頻度で最前線に立つ機会があります。

       

      • セミナー登壇
      • 外部メディアのインタビュー対応
      • イベントでの客の呼び込みや商談対応
      • 大規模なプロジェクトマネジメント

       

      会社によっては営業と兼務して客先に行く事もあるでしょう。
      僕の場合は、セミナーやイベントの登壇者としてプレゼン、外部メディアに露出する機会が割と多めです。
      苦手意識が無いなら問題無いのですが、外部へのプレゼンや自分が先頭に立ってチームを引っ張ることが苦手な人には大変かもしれません。

      法律やツールに振り回される

      マーケティングは、法律やツールに振り回されることが多いです。
      今まで当たり前にできていたことが急にできなくなって、大幅な路線変更を強いられることがあります。

      最近では個人情報に関わる分野がこの傾向が強く、デジタルマーケティングは定期的に対策を強いられます。
      広告周りは法律の改訂に加えて、機能のアップデートも多いのでなおさらです。

      マーケターは今後も色々なものに振り回されながら仕事をしていく運命でしょう。

      成果が出ないとただのコストセンター

      マーケティングの施策を実行するには予算が必要で、その多くは先行投資であることが大半です。
      つまり、成果がでなければ、会社が頑張って稼いだお金をただ浪費するだけのコストセンターに成り下がります。

      また、前述通りマーケターの仕事は多岐にわたるため、周りから見たらパッと見何しているのかよく分かりません。
      そして、新規受注やアップセルなど分かりやすい成果はフロント職種が最終的にハンドリングするため、マーケターがどの程度貢献したのか分かりにくいのもあるでしょう。

      必要とされる業務スキルの幅も広く、成果を出さなければいけない。でも何しているかよく分からない。

      こういったジレンマに中仕事を進めていくのはとても大変です。

      問合わせを増やせば良いわけではない

      マーケティング=とにかく問合わせ数を増やせいいんでしょ?と考える人もいると思います。
      確かに事実ではあるのですがそれだけでは不正解で、会社が今求めている最適な内容と数の問合せを見極めそれを常に維持する、というのが正解です。

       

      • 会社に今必要なのは数とは限らない
      • 問合せが来ても処理できるとは限らない

       

      マーケティングは組織全体のコーディネートが重要なことは別項目でお伝えしました。
      組織にとっての最適解はその時々によって千差万別で、社内のあらゆるものが変数として存在します。
      それは、予算であったり社内リソースであったり様々です。
      例えば、どれだけ良質な問合せを大量に獲得できたとしても、そもそも社内のリソースが追いつかず結局無駄になってしまう、なんてこともありえます。

      今の会社に必要なものを見極めるには、社内でのキャッチアップとそれを実現するためのスキルが必要になるため、難易度がとても高いのです。
      僕は支援会社で広告運用をしていた時は、問合せ数の最大化を意識していたのでここの意識を変えるのは結構苦労しました。

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      大変だけど一生物のスキルが手に入る

      多くのマーケターは刀の盛岡さんであったり、成功しているインフルエンサーであったり理想のマーケター像を持っているでしょう。
      でも、ほとんどの人は理想と現実の乖離に苦しんでいるのではないでしょうか。
      マーケティングは企業の戦略家でもある華やかな仕事であると同時に、極めて泥臭く業務領域も不明確な不安定さがある2面性がある仕事です。

      しかし、だからこそマーケティングは予測不能で面白い仕事です。

      取得できるスキルの数と汎用性・事業推進の経験は、たくさんある職種の中でも有数のものだと思います。
      市場価値という観点から見ても、DXの追い風もありデジタルマーケティングに強い人はすごく重宝されます。

      これからマーケターになりたい人は過度な期待は禁物ですが、悲観する必要はありません。
      日々の仕事は大変ですが、コツコツと地味に積み上げていけば、ふと立ち止まってみるといつの間にか自分が凄まじい成長を遂げていたことに気づくはずです。

      ぜひ、一緒にマーケティングの仕事を楽しみましょう!

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