
こんにちは、HSS型HSPのマーケターのマサユキです!(fa-twitter@masa_blogra)
本記事では、広告運用は激務なのか解説していきます。
fa-check読んでほしい人
- 広告運用の仕事に興味がある人
- 広告運用=激務、ツライ、て疑惑を持っている人
- 広告運用にチャレンジするか迷っている人
fa-checkこの記事の内容
- 広告運用は本当に激務なのか?
- 残業時間の目安
- ストレスレベル
- 激務と言われる理由
- 会社選びのコツ
このあたりを解説していきます。
- 支援会社で7年間広告運用
- 運用〜教育まで一通り経験済
- 支援会社 → 事業会社に転職
- 広告運用のみ → マーケティング全体のプロジェクトマネジメント
一般的に、広告系の仕事は激務というイメージがあります。
実際に7年間働いた感想としては、最近は特に激務というわでけもなく、働く環境は整ってきています。
ただし、ビジネスモデル的に忙しくなりやすいのは事実であり、会社と案件によって大きく左右されます。
最近の労働環境や激務と言われる理由を解説しつつ、会社選びのコツも紹介します。
それでは、よろしくおねがいします!
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広告運用は激務?理由失敗しない会社選びのコツ
僕は7年広告運用をしているのですが、特に激務というイメージはありません。
残業時間も15〜30時間と常識の範囲内ですし、広告運用にしかない強いストレスというのもあまり感じませんでした。
しかし、ビジネスモデル的に忙しくなりやすいのも事実です。
少し細かく見ていきます。
広告運用=激務、と言われる理由
その理由は、下記の2つです。
- フィーをもらうビジネスだから
- クライアントに依存する
フィーをもらうビジネスだから
広告運用は、広告費のフィーで稼ぐビジネスモデルです。
フィー率の相場は10〜20%なので、予算100万の案件があれば10〜20万が売上となります。
つまり、広告運用で売上を出そうとしたら、小〜中規模案件の数を増やすか、大規模予算の案件を獲得するかの2択しかありません。
ここは会社の方針によるのですが、多くの会社は両方をバランスよく取り入れてるはずです。
しかし、大規模案件はレア種なので、そうなると小〜中規模案件の数でゴリ押しする必要が出てきます。
少し実務の話をすると、広告運用は、実は予算の規模感にあまり関係なくやることは大体決まってます。
管理の頻度や計測の細かさは違いますが、特に導入初期〜最初の3ヶ月くらいは決まってます。
つまり、工数に対して収益が少ない小〜中規模の案件であっても、大規模案件とほぼ同じ業務が発生することになります。
そして、運用者は上記のような案件を複数受け持つので、案件数に比例して忙しくなっていきます。
クライアントに依存する
広告運用者は外部の人間なので、最終的な決定権はクライアント側にあります。
なので、クライアントの要望によって業務量と労働時間が左右される傾向にあります。
例えば、下記のような感じ。
- 細かい入稿や分析依頼
- 急激な路線変更
- 期限が少ない中の至急対応
- 広告の大掛かり差し替え
BtoC向けの商材は、季節性があったり、定期的なキャンペーンが行われるためこの傾向が強くなります。
こういう所は、広告運用者側ではコントロールできません。
広告運用は、ビジネスモデル的に忙しくなりやすいは間違いないです。
1ヶ月の残業時間
僕の場合、どんなに忙しくても20時間を超えたことは無かったです。
バイトだったというのもありますが、最近は確実に減る方向に向かっています。
完全に主観なのですが、多くの会社は15〜30時間くらいに収まるんじゃないかなと思います。
また、常にこれだけの残業が発生するわけではありません。
10時間くらいで収まる月もあれば、30時間くらいにの月もあります。
この振れ幅は、担当する商材が繁忙期であったり、単純に社内の都合であったり様々です。
なので、年間の残業で見た場合、やっぱり他の仕事と比べても特別多いわけではないはずです。
ただし、この後後述しますが仕事のやり方と認識を間違えると、高確率で残業だらけになる可能性が高いです。
ストレスが多い仕事か
広告運用が特別ストレスが多いとは思いません。
ただし、大量の作業を同時にこなすのが苦手な人にとっては、ストレスが多いと思います。
ストレスの要因は、大きく2つあります。
- 成果へのストレス
- 業務量のストレス
成果へのストレス
成果へのストレスは、目標達成できるかのストレスです。
大体は、会社→個人への目標、案件→個人の目標の2つになることが多いはず。
前者は、よくある個人目標ですね。
契約を何件取るとか、粗利いくら、とか。
後者が広告運用特有で、担当した案件別の目標です。
クライアントから提示された達成してほしい目標です。(CV、CPA、売上とか)
つまり、受け持つ案件の数だけ達成すべき目標が課されます。
成果へのストレスは、こっちの方が大きいイメージがあります。
会社→個人の目標も案件の成果で判断されますし、案件数=自分を評価する人間が増える(クライアント)ってことだからです。
でも、コツを掴めば大体達成できますし、高すぎる数値を課される可能性も少ないです。
業務量のストレス
仕事量によるストレスです。
最近は自動化できる部分も増えましたが、実際の業務は人力7割・機械3割くらいですかね。
業務フローを改善せず単純作業を重ねていると、案件が増えてきた時に残業だらけです。
広告運用は、必須だけど地味で退屈な作業がとても多いです。
なので、いかに効率よくさばくかで、業務量のストレスは大きく変わってきます。
ここをしっかり改善できれば、残業10時間くらいで収めることも全然可能だと思います。
数字が大嫌い・内職的な仕事が嫌い、って人にはストレス多いかもですが、そうじゃない人にとっては心配しなくても大丈夫です。
少しでも楽するコツ
僕は多いときは、20案件以上を同時に見ていたことがあります。
参考までに、僕が意識していた複数案件を楽して回すコツを紹介します。
- 重要部分だけを見ておく
- 知識重視の運用をしない
重要部分だけを見ておく
要するに、もっともCVが集まるポイントの挙動のみ見ておくってことです。
例えば、主力のキャンペーンの予算の抑制状況・最重要キーワードの順位・成果が出る広告の訴求軸の変動、など。
ここの特定には少し時間がかかりますが、分かったらあとは自動化機能をフルに使えばコンスタントに成果を維持できます。
もちろん、100%完全に細かく管理するのが理想ですが、1つの案件ばかりリソースは避けません。
担当案件がコンスタントに成果を維持した後に、細かく調整していくのがベターです。
常に、取捨選択の意識を持っておくことが大事です。
知識を追い求めすぎない
これは意見が分かれるかもですが、ひたすら知識を追い求めるスタイルだと時間がいくらあっても足りないです。
例えば、最新情報のキャッチアップ、媒体の細かすぎる仕様やロジックの突き詰めなどです。
情報を追う姿勢は素晴らしいのですが、8時間という労働時間の枠組みでそこばかり意識が向いてもアカウントの中身は何も変わりません。
それよりも、クリエイティブの改善やクライアントにヒアリングするほうがよっぽど有意義だと僕は思ってます。
全く情報を取りにいかないのも問題なので、うまくバランスを取りながら進めていきましょう。
会社選びのコツ
広告運用は、意識次第で労働時間は減らせます。
とはいえ、最終的には会社の方針によって決まってしまいます。
そこで、激務になる可能性が少ない会社選びのコツを紹介します。(主観強め)
それが下記の4つになります。
- 採用サイトに広告運用の情報が多い
- 担当案件数は10件前後と明示している
- 広告系のメディアの更新頻度
- 従業員のTwitterを見てみる
採用サイトに広告運用の情報が多い
しっかり管理されている会社は、自社の考えをオープンにしていることが多いイメージがあります。
広告運用の付き合い方、社員へ期待するもの、業務、1日のスケジュールなど。
他にも、社員インタビュー、社員同士の対談などのコンテンツが豊富ならベターです。
情報が多いってことは、内面を色々な確度からアピールできるだけの環境がある裏返しです。
担当案件数は10件前後と明示している
定時帰り+多少の残業でさばける案件の目安は、10件くらいかなって思います。
予算や商材によって変動はするのですが、1種の目安として知っておいて損はないです。
もし、1人で持つ案件数が20以上みたいな求人があったら、要注意です。
案件数は、忙しさに直結します。
メディアの更新頻度
メディアの更新頻度が高い会社も良さげです。
メディア更新という自社都合の仕事に時間を費やせるってことは、時間や精神的な余裕があるってことです。
特に、広告のノウハウの更新頻度が多い会社は結構いいんじゃないかなと思います。
クライアントワークに追われて余裕がない会社は、メディア更新をする時間なんてないですからね。
従業員のTwitterを見てみる
Twitterのユーザー検索で、社名で検索すると従業員の人のSNSが見つかるはずです。
気になる会社があったら、過去の投稿などを覗いてみるといいです。
会社や働いている人の雰囲気が何となく掴めるかもしれません。
やっぱり、ネガティブな投稿が多い会社は要注意です。
最近は特に激務でもない。でも注意は必要
本記事ををまとめます。
- 最近は激務という印象はない
- ビジネスモデル的に忙しくなりやすいのは事実
- 月の残業時間は15〜30時間くらい(月によって変わる)
- ストレスは他の仕事と変わらない
- 個人の意識とスキルで負担は減らせる
- 会社選びのコツは、採用サイトの情報量・10案件担当・メディア更新頻度・社員のSNS
広告系は激務のイメージがあり、一昔前はそうだったと思います。
でも、今は働く意識とテクノロジーの発達のおかげで、ずいぶん働きやすくなってます。
とはいえ、結局は会社によって決まります。
広告運用を仕事にしたい人は、しっかり情報収集して求職活動しましょう。
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