【2021年最新版】広告運用とは?業界・仕事内容・将来性を紹介/将来有望

こんにちは、広告運用を軸にマーケターのキャリアを作るマサユキです(@masa_blogra

本記事では、広告運用とは?というちょっと大きな疑問に関して、色々な切り口から実体験をもとに解説していきます。

 

この記事の内容

  • 広告運用の大まかな全体像
  • 広告運用の業界、仕事内容、待遇、キャリア、将来性
  • 7年の経験から感じた、広告運用のホントのところ

 

読んでほしい人

  • 広告運用の仕事に興味がある人
  • 上辺だけではなく、実際の労働環境などを知りたい人
  • 広告運用の市場価値、キャリア、副業について知りたい人

 

My Profile
  • 広告運用歴は2014年~
  • 支援会社、事業会社の両方でマーケティング
  • マーケのキャリアは広告運用→BtoBマーケティング全担当
  • 副業で広告運用講師、コンサル会社で広告運用、海外の会社でマーケティング

 

僕は広告運用の経験は7年くらいあり、支援会社・事業会社の両方に所属してました。
一通り業務は経験したので、実体験から得た現場の意見を提供できると思います。

先にまとめを言ってしまうと、WEB広告業界は成長業界であり、広告運用職の市場価値は高く、キャリアパスも豊富で、世界に何かあっても働き続けられる可能性が高い仕事です。

業界の一般的な常識やトレンドを見つつ、実体験をもとに考察も加えて紹介していきます。
それでは、よろしくおねがいします!

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WEB広告は年々成長している

まず最初に、WEB広告業界について紹介しておきます。
WEB広告魚介は毎年成長を続けており、今後も間違いなく伸び続けます。

 

日本の総広告費は、拡張するデジタル領域やイベント領域を追加推定し、6兆9,381億円となった
前年同様の推定方法では、6兆6,514億円(前年比101.9%)
8年連続のプラス成長
インターネット広告費が、6年連続2桁成長でテレビメディア広告費を超え、初めて2兆円超え

 

日本の広告費の大半を占めていたのは長年テレビでしたが、2019年にはついにWEB広告の広告費がテレビを超えました。

広告はテクノロジーの発展に伴って新しい媒体が増えるので、今後も間違いなく伸びます。
例えば、ARとかVRを活用した広告なども出てくるはずです。
つまり、広告が掲載できる場所が増えるほど、業界は潤っていくのです。

広告会社の分類

広告系の会社は、大きく2つに分類できます。

 

  • 総合広告代理店
  • 特化型広告代理店

 

総合広告代理店は、オフライン・オンライン問わず幅広く広告を扱っている会社です。
電通・博報堂みたいに昔からある企業の多くはこちらになります。

特化型の広告代理店は、特定の専門分野に強みを持つ会社で、WEB広告代理店もこちらに属します。
一般的な知名度は低いですが、サイバーエージェント、オプトなどが有名です。
ちなみに、僕が所属していたのは、株式会社ギャプライズというWEBマーケティングの会社でした。

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広告運用とは?

広告運用とは、WEB広告を使ってサービスの集客をしたり、会社の認知度をアップさせる作業です。

企業のマーケティング戦略はいくつかのフェーズに分けられるのですが、その中のWEBでの集客を担うのがWEB広告です。
WEB広告には、リスティング広告・Facebook広告・Twitter広告・動画広告などとても多くの種類があり、これらの広告を活用していくのが広告運用です。

従来の広告

広告といえば、テレビCM・電車の中吊り広告・チラシなどをイメージしますよね。
少し前までは、こういった一回出せば終わりの広告が主流でした。

でも、これらの広告には、数字を細かく計測できないという問題がありました。

 

  • どれくらいの人が見たのか?
  • 広告を見て、実際に商品を買ったのは何人か?
  • どの地域の、どの年齢層の、どの性別の人が買ったのか?

 

例えば、山手線の中吊り広告とかは多くの人に見られますよね。
でも、計測する手段がないので、広告の効果がどれくらいあったのか計測できないのです。
そんな時現れたのがWEB広告、正式名称は運用型広告です。

WEB広告、運用型広告

WEB広告は、従来の広告と違って数字を細かく計測できます。
広告を見た人の性別や年齢で区切ったり、広告を見た人の何人がクリックしたのか、なんてことが分かります。
なので、広告のどこに問題があったのか特定が容易で、ネットの発展と共に急速に発達していきました。
従来の広告みたいに出したら終わり!ではなく、過去の数値を参考に長いスパンで広告を改善していくので、運用型広告と呼ばれます。

WEB広告の種類

WEB広告にはいくつかの種類が存在します。

  • リスティング広告(Google、Yahoo)
  • SNS広告(Facebook、Twitter)
  • その他(LINE、indeed、Linkedinなど)

 

リスティング広告(Google、Yahoo)
検索エンジンで何か検索した時に出てくる広告や、世界中のサイトに掲載されるバナーの広告の総称です。
こんな広告、見たことあるんじゃないかなと思います。

 

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広告運用=リスティング、と言い換えてもいいくらいメジャーな媒体です。

 

SNS広告(Facebook、Twitter)
次点でFacebook、Instagram、Twitterです。
リスティングに比べるとまだ新しい広告ですが、最近は急速に数が増えてきています。
タイムラインに出てくる広告がそれで、日々の行動などから興味があると判断されると広告が表示されます。

 

その他(LINE、indeed、Linkedinなど)
そして、最後に独自の仕様を持つ広告です。
単体で運用されることはまだ多くないと思いますが、珍しい機能や、どこかに特化した媒体です。

 

どれか単独で使うというより、いろいろな媒体を組み合わせて成果の拡大を狙っていきます。

広告運用の3つの働く場所

広告運用の仕事には、大きく分けて3つの働く場所があります。

 

  • 広告代理店(支援会社)
  • 事業会社
  • フリーランス

広告代理店(支援会社)

最もメジャーなのが代理店です。
広告を扱う人の大半は、代理店勤務の人が多いはずです。
僕が7年所属していたのも、代理店です(正確には代理店の部署があるWEBマーケティング会社です。)

代理店の仕事は、いろいろな企業の広告の戦略立案と運用の代行です。
大枠は、クライアントから提示された広告費の中で、CV(申込数)・CPA(顧客獲得単価)を最大化していきます。
ここに所属すると、複数の案件を同時に受け持つことになります。

ちなみに、代理店はあくまでも外部の人間です。
なので、クライアントの事業の深いところまで入り込むのは少々難しいかも知れません。

 

関連記事【支援会社の人向け】広告運用者のキャリアパスと将来詰むNGな働き方 (2021-02-21 03:41:43)

事業会社

事業会社は、自社の商材の広告運用を行います。
代理店と違って自社で顧客情報を保有しているため、より深く突っ込んだ施策ができます。
企画段階〜実際のユーザーの対応まで含めた上流〜下流まで加味できます。
代理店に勤務した後に事業会社へ転職する人が多いのも、こういった魅力があるからかも知れません。

支援会社に比べて、社内調整が多かったりするのも特徴です。

フリーランス

フリーランスは、個人として仕事を請け負っていきます。
業務そのものは他と大差はなく、代理店の働き方に近いかもしれません。

 

マサユキ
それぞれ違いはありますが、広告の成果を最大化するというミッションは共通です。
僕は代理店→事業会社へと転職したのですが、広告1つ見ても考え方が全然違います。
手っ取り早く経験が欲しいなら代理店、1つの商材を深く成長させていきたいなら事業会社がいいと思います。
フリーランスは、どちらかで数年経験した後に挑戦すると良いと思います。

日々の仕事内容

広告運用の日々の仕事内容は、下記4つに分かれます。

 

  • 戦略立案
  • 配信前の準備
  • 配信後の調整
  • 成果のまとめ

 

戦略立案
広告の戦略の全体像を決めていきます。
ターゲット・自社商材・競合などを分析していき、どういうアピールをしたら成果が出るか戦略を立てていきます。
この段階で、前述した使う広告媒体などを選定していきます。
3C分析・SWOT分析など、マーケティングでよく聞くフレームワークをもっとも使うのがこの段階です。

 

配信前の準備
戦略を実際に形にしていく作業です。
キーワードの選定、広告作成、計測設定など細かい手作業が大半を占めます。
作業としては地味な部分が多いですが、大半は手作業になるためミスが出やすい部分でもあります。

 

配信後の調整
広告を配信した後に調整や検証を行っていく運用型広告の真骨頂の部分です。
業務の大半は、ここに費やすことになります。
予算の管理、キーワードの順位チェック、配信先の精査、などやるべきことはいっぱいです。

 

成果のまとめ
一定期間広告を配信したら、振り返りという形で成果をまとめていきます。
代理店であれば、ExcelやPowerPointなどにレポートとしてまとめ、クライアントに提出します。
期間は1ヶ月単位であることが多いですが、案件によって期間が短くなることもあります。

 

 

関連記事【保存版】WEB広告運用の仕事を現場ベースで紹介/要求スキルも解説 (2021-01-25 04:38:44)

年収、福利厚生、働きやすさ

広告運用者の待遇は、トータルで見ると平均的〜やや良いくらいです。
年収、福利厚生、働きやすさの観点で見ていきます。

年収

会社員として現場でクライアントワークする広告運用者の年収は、400〜700万くらいに落ち着くことが多いはずです。
営業みたいに新規受注したら給料アップ!みたいな給与体系ではないはずなので、上限はそこまで高くない印象です。

ある程度経験があり、継続的にクライアントを獲得できるフリーランスなら、もうちょっと目指せる可能性はあります。
広告運用はフィーをもらうビジネスなので、予算が大きい案件を数件持てれば、しっかりと年収を上げることは可能です。

福利厚生

福利厚生は会社固有のものと、保険固有のものの2つに分かれます。
前者は会社によりけりなので一概に言えませんが、後者は関東にいるIT企業には朗報です。

関東のIT企業は、関東ITソフトウェア健康保険組合という保険に入るのですが、これが神レベルの福利厚生と評判です。

保険料が安いのも嬉しいのですが、何より提携施設が価格破壊レベルで利用できます。
特に、鮨一新という高級江戸前寿司のクオリティが素晴らしく、数万円する高級寿司が数千円で食べられます。

他にも旅行の補助がでたり、常備薬を格安で購入できたりと素晴らしい保険です。

働きやすさ

働き方はとても自由です。
会社にもよりますが、パソコンとネット環境さえあれば場所は不問です。
会社でも自宅でもカフェでも海外でも、どこでも仕事できます。
働き方が自由な仕事にエンジニアが上げられますが、広告運用も同等の働き方ができると思って大丈夫です。

 

マサユキ
広告業界は激務になりがちなイメージがありますが、最近はそんなことないです。
一昔前は激務の代名詞みたいな業界でしたが、働き方改革や自動化のおかげでマシになりました。
とはいえ、ビジネスモデル的にその傾向があるのは事実なので、会社選びは慎重に行いましょう。

 

関連記事広告運用は激務?残業時間の目安と失敗しない会社選びのコツ4選 (2021-03-13 09:48:17)

副業について

広告運用は副業しやすい仕事です。
広告運用ができる人ってそもそも多くないですし、十分な経験を積んだ人は更に限られます。

どこかの会社で数年経験しているなら、フリーランス・副業サイトで十分案件が取れるはずです。

広告運用オンリーなら特別高単価というわけではないですが、マネジメント経験や制作系スキルがあれば高単価も狙えるはずです。

 

関連記事【2021年最新】広告運用の副業案件が探せるサイト7選 (2021-03-04 00:00:03)

キャリアと将来性

広告運用者のキャリアをと将来性についてです。
とても需要の高い仕事なので、将来に悲観する必要はないと思います。

キャリア

広告運用者のキャリアは、下記の組み合わせで決まります。

 

  • 専門
  • 会社
  • 職種

 

専門
実際に担当する領域です。
広告、SEO、セールス、マーケティング全体などいくつかの種類に分かれています。
広告を一通り経験した後はSEOに進んだり、知識をもとにセールスとしてフロントに立つこともできます。

 

会社
代理店、事業会社、フリーランスのどこに所属するかです。
前述したように、代理店と事業会社では考え方や得られるスキルが異なります。
両者に優劣はないため、自分の適性や将来のゴールから逆算して選ぶといいと思います。
ちなみに、支援会社で数年経験した人は、事業会社への転職を希望している事が多いらしいです。

 

職種
クライアントワークに特化して広告のスペシャリストになるか、全体を管理するマネジメント側にいくかの2択です。
こちらも自分の適性やキャリアから考えて選ぶとよいと思います。
広告が大好きならスペシャリストでキャリアを積み、王道のキャリアを生きたいならマネジメント側でいいと思います。

広告運用者のキャリアは、専門×会社×職種の組み合わせのどこかになるはずです。

参考までに僕は、広告×代理店×スペシャリスト → マーケティング全体×事業会社×マネジメント、という選択をしました。
キャリアをしっかり構築するためにも、2つくらいは異なる組み合わせは経験した方がいいです。

 

関連記事【支援会社の人向け】広告運用者のキャリアパスと将来詰むNGな働き方 (2021-02-21 03:41:43)

将来性

将来性は抜群だと思います。

 

 

広告運用の結論
  • マーケットが伸びている
  • どこでも仕事できる
  • 副業に知識をそのまま使える
  • 福利厚生が充実していることが多い
  • 新しいWebの関連職へのチャレンジも簡単
  • 最新のテクノロジーに触れられる
  • なんにでも応用できる思考力が身につく

 

今後のキャリアを見据えても、とてもコスパが良い仕事だと思います。

僕は病気の療養で30歳前後でアルバイトというわりと危ない状態でした。
特別スペックが高いわけでもないのですが、広告運用の経験が豊富なおかげで将来が楽しみすぎる業界の事業会社へ転職できました。
それができた理由は、広告運用のスキルが希少性が高かったからです。

 

こういうメリットがあるので、大学生のアルバイトとしても強烈にオススメできます。
時給だけで言えば1,000〜2,000円くらいが多いですが、この高需要のスキルが手に入るならリターンが大きすぎます。
学生のうちからクライアントの予算を預かった経験がある学生は、就活でも相当評価されるはずです。

 

 

マサユキ
エンジニアの影に隠れがちですが、広告運用の将来性は相当高いです。
世の中から広告・WEBの2つの概念が消えない限り、必ず残り続けます。
自動化やAIが代行する部分もあるものの、人間が構築したルールの中でしか動くことはできません。

 

関連記事【就活に使える】広告運用のバイトが大学生に超オススメな3つの理由 (2021-01-17 08:50:31)

独学も可能

広告運用は独学でも学習できます。
独学の学習コストは低く、3ヶ月もあれば一通り学習範囲は網羅できます。
教材数もそこそこあるので、買い切り型の教材にするか、プロから直接教わるオンラインのスクールのどちらでもいいです。
自分の今の環境に合わせて、適切な教材を選べば間違いないです。

 

関連記事【最短で学習】広告運用の独学方法と注意点を経験7年の僕が解説 (2021-01-11 08:37:14)

 

入社に関しても、支援会社は比較的入社難易度は低めです。
実際、僕は知識ゼロの状態で入社できましたし、志望動機と面接対策をしておけば再現性は高いです。
キャリアのコアスキルをマーケティングにしたいなら、まずは支援会社に入ることをオススメします。

 

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まとめ

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広告運用は比較的新しい仕事のため、数年の経験があり実績を出せていたなら、労働市場でも高い価値を得られる可能性大です。

 

最近は、事業会社が広告運用を代理店へ外注せず、社内で完結させる動きが活発になっているため尚更です。

実際、僕も転職活動しているときは事業会社からのオファーがとても多かったです。

これからは特に場所を問わず働くスキルが価値が高まるため、広告運用をキャリアに加えてみてはいかがでしょうか。

 

関連記事【保存版】WEB広告運用の仕事を現場ベースで紹介/要求スキルも解説 (2021-01-25 04:38:44)

 

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